【参加レポート】第8回 美瑛センチュリーライド (2017)

9月24日(日)、第8回美瑛センチュリーライド(正式名:丘のまちびえいセンチュリーライド)に参加して参りました!一昨年の第6回で初参加し、昨年は諸事情により参加できませんでしたが、今年は幸いスケジュール調整もうまくいき、2回目の参加になります。ただ、とある理由により、2日目の100kmのみの参加となりました。

なかなかなハードスケジュールでしたよ。ええ。というのも、23日(土)まで出張で、家に帰ってきたのが23時過ぎ。よって、1日目は残念ながら参加できませんでした。自転車の整備等を含めた大まかな準備は一週間前に既に済ませていたものの、なんやかんやで気付いたら出発予定時刻。結局寝れず。午前2時に札幌を出発し、5時半くらいに美瑛に到着。受付開始の6時まで仮眠してました。

参加記念品

これは…サコッシュでいいのかな?あのよくロードレースとかで選手に補給食渡すときに見るあの袋。間違っていたらスンマセン。見た感じでは買い物袋としても使えそう?

因みに、裏側にはパールイズミのロゴがあります。

参加者

参加人数

開会式の様子

配布資料によると、1日目&2日目、またゲストライダー・伴走スタッフを含めた参加者(申込者)の総数は1,125名。間違いなく道内最大規模のサイクリングイベントだと言えます。ただ、当日キャンセルした方も当然いるかと思うので、実際にはその数より多少なり少ないと思われます。

どこから来ているか

当然のことながら、参加者の大半は道内にお住いの方となっています。美瑛は北海道のほぼ中心に位置することから、どのエリアからでもアクセスしやすい形となっています。実際、北は稚内市、南は函館市、東は根室市とほぼ全道から参加者がいらっしゃってました。中でも、やはり近場の札幌圏と旭川市からの参加者が多いような印象ですね。

道外にスポットを当てると、27都道府県から100名を超える方々から申し込みがあったとのこと。つまりは、全体の約一割が道外から来た方々ということになりますね。

年齢層および男女比

年齢層および男女比は、まさに老若男女、この言葉に尽きます。とりわけ、女性参加者の割合がこれまで参加したどのサイクリングイベントよりも圧倒的に多い印象。

…と思ったので、名簿をもとにちょっと計算してみました。(例のごとく名前から推定しているので、多少の誤差はあるとは思いますが。)

すると、参加者全体に対する女性の割合は約20.4%でした。これはちょっと意外。多いと思ったのは、単純に絶対数が多いからで、割合でみると他のサイクリングイベントとあまり変わらない様子。

景観およびコース設定

美瑛特有のパッチワーク状に広がる耕地

美瑛と言えば、やはり起伏の多い丘陵地帯に畑や牧草地がパッチワーク状に広がる景観が有名です。この景観は、広大な耕地面積を誇る北海道ならでは、かつ北海道の中でも特有の地形環境を有するこの美瑛ならではではないでしょうか。道外からの参加者が比較的多いのも頷けます。

コースは、美瑛町市街地を中心として、2日間で計160km(60km+100km)走るという設定。美瑛町内の主要な観光地を大方見て回ることが出来ます。2年前に参加した時と比べると、スタート&ゴール地点が少し変わった点以外は特に大きな変更は無いかなと思います。今回で8回目ですし、コースとしては既に完成形ということでしょう。

丘上からの景色

コースの特徴としては、写真のような丘陵地帯を走ることがほとんどなのでアップダウンは多めです。故に、クライマーは歓喜するかもしれません。私は歓喜しました。と言っても所詮は丘なので、一つ一つの登りは大した距離はありませんが。

その他、機会としては多くはないですが、平坦な小麦畑や多少急な山の中を走ったりもします。

小麦畑(稲田?)

秋に色付き始めた山中

エイド紹介

第1エイドステーション

第1エイド

第1エイドは、バナナとバターロール

この他に、飴、チョコ、番茶、コーヒー、美瑛牛乳、水が用意されていました(因みに、私は美瑛牛乳を選択)。これらはレギュラーメニューのようで、その後のエイドステーションでも出てきました。

第2エイドステーション

第2エイド

第2エイドは、コロッケ付きカレーライス、美瑛豚、トマト、水素水

所謂ランチ的ポジションの第2エイド。ランチの量としては十分。そして、このカレーライスがとにかくうまい!

コロッケの中身はしっとりホクホク

特に、この上にのっているジャガイモコロッケが絶品でした。私はコロッケの中身でいえば、ジャガイモ派よりはかぼちゃ派(←ただのかぼちゃ好き)なんですが、このジャガイモコロッケは甘くてクリーミーでとても美味しかったです。

2年前に参加した際も同じくカレーライス(毎年同じ?)でしたが、その時上にのっていたのは特製ソーセージだったかな?それもなかなか衝撃的な旨さでしたが、今年も負けてはいませんね。美瑛豚も美味しかったですし、この第2エイドのクオリティの高さは目を見張ります。

第3エイドステーション

第3エイド

第3エイドは、じゃがバター、芋・かぼちゃ餅

昼食に芋食べて、また芋か!と思いながらもウマウマ。あと、イレギュラーメニューとして“オニオンスープ”もあったみたいですが、残念ながらその時は気付かず。

タイム

ファンライドイベントなので、そのタイムに何ら意味はありませんが、参考程度に載せておきます。このくらいの速さで走れば、大体このくらいの時間にゴールするという一例で、当日のスケジュール調整等にご活用ください。

  • 実走距離:102.23 km
  • 実走時間:4時04分36秒
  • 平均時速:25.0 km/h
  • ゴール時刻:13時16分(100kmステージのスタート時刻は7時45分)

苦言

さて、美瑛センチュリーライドは今年で8回目になり、運営側もだいぶこなれてきた感があるのではないでしょうか。何事もそうですが、慣れてきた時こそ注意が必要だったりします。そこで、今回は“あえて”苦言を呈そうではありませんか!今回気付いた点は2点です。

プリーズ後方確認、ノー並走

一つは、参加者のマナーについてです。

大会中気付いた点は、手信号及び後方確認しない参加者が多過ぎるということ。まあ、手信号だけならまだ一般的に浸透していないという一面もあるので目をつむりますが、せめて後方確認はしっかりとしていただきたい。追い越そうとする際に、いきなり前方でいきなり方向転換されると本当に恐い。

加えて、並走も多々見られました。いやいや、お気持ちはすごく分かりますよ!こういうイベントですし、一緒に参加した仲間と楽しくしゃべりながら走りたいという気持ちは痛いほど分かります。多少は仕方ないですが、ずっと並走するのだけはやめていただきたい。

開会式で、運営側から「後方確認をしっかりとし、並走はせず、一列で走行してください」とのアナウンスがありましたが、残念ながら一部ではあまり守られていなかったように感じます。恐らくこれも、この大会に限ったことではなくて、母数が多いのでそういった層の絶対数も多くなり、自然と目についてしまうんでしょうね。大きい大会ほどこういった問題が顕在化するような気がします。

ちょっと衝撃だったのは、ピンクのウェアを着たゲストライダーが並走していたことですかね。あなた方はお手本となるべき存在でしょうに、とか思いましたが。その点、運営側には周知・指導にもう少し力を入れてもらいたいところですね。

スタッフゥ〜〜〜!(←古い)

もう一つは、エスコートスタッフ(以下、Eスタッフ)についてです。

終盤のとある坂での出来事。私はもともと坂が得意な方なので、坂の序盤で集団の最後尾から蛍光ベスト着たEスタッフのいる先頭まで上がってしまいました。先頭には私以外にもうひと方いて、その方と二人でEスタッフの後ろを付いて走っていました。お互い、特にEスタッフを追い越すつもりはない感じ。

ただ、やたらそのEスタッフのペースが速かった。途中でもう一人の方がちぎれて、私だけがEスタッフの後を追う形になりました。といっても、ドラフティング(ただ乗り)しない程度に。その後私もちぎれて、最終的にEスタッフとの距離は100mくらいまで離れていたと思います。勿論、坂を登る前に引き連れていたメイン集団との距離はさらに離れています。

この件で、私が思ったことは「果たしてこれはエスコートになっているのか」ということ。つまりは、もう少し後ろを走る参加者に気を遣っても良かったのでは?とは思いました。

二人が最初あまりにEスタッフの後ろにぴったり付くもんだから、それでもってその方の闘争心を煽ってしまった可能性は無きにしも非ず?あるいは、ポジティブに考えれば、「ほ~ら、ここまでおいで~ハハハヽ(*´▽`*)ノ」というEスタッフなりの心のエスコートだったのかも?まあ、実際のところは分かりませんが。

総評

美瑛センチュリーライドの魅力をまとめるならば、以下のような感じでしょうか。

  • 北海道ならではの広大な農地景色
  • 特有の地形を活かしたアップダウンの多いコース設定
  • 地元の特産を使ったクオリティの高いエイド
  • 大会規模は道内最大レベル
  • 道内におけるアクセスの良さ

前項のような多少気になる点はあったものの、私のお気に入りかつおすすめのサイクリングイベントであることには変わりありません。是非、道外の方々にもお勧めしたい大会です。

管理人おすすめ!美瑛のお土産「丘どら」

最後に、美瑛センチュリーライドは直接関係ありませんが、美瑛のお土産を一つ紹介したいと思います。

ところで皆さん、「美瑛」の特産と言ったら何を思い浮かべますか?

あれだけ広い耕作地があるので色々生産しているとは思いますが、私は「かぼちゃ」と答えます。スーパーのパンコーナーなどで、よくこの時期になると秋ならではの食材を使った菓子パンなどが店頭に並びますが、その中に「北海道美瑛産かぼちゃ使用」などど書かれた菓子パンを見たことありませんか?それくらい美瑛のカボチャは有名だということです。そして、そのかぼちゃをふんだんに使ったスイーツがあります。

それがこちら、「丘どら」。一言で説明するならば、“かぼちゃ餡の入ったどら焼き”です。美瑛産の小麦とかぼちゃが100%使用されているとのこと。

前回の大会参加時に、ふら~っと道の駅によって、ふと目に留まって特に何も考えずに購入し、その時食べた味が忘れられず、今回リピートしました。恐らく私のかぼちゃ好きはその時から始まったのだと思います。前回は単品購入でしたが、今回は満を持して箱買いです(笑)

2年ぶりに食べましたが、やっぱり美味しい。まず、一口目を食べた瞬間に分かる生地のしっとりした食感と香り高い風味。明らかにそこら辺で売っているどら焼きとは違う。これが美瑛の小麦の力というものか!そして、その生地と絶妙に合う黄色のかぼちゃ餡(写真が無くて申し訳ない)。これはかぼちゃ好きでなくても、きっと好きになる(かもしれない)。

もし美瑛に立ち寄る機会があった際には、是非食べてみてほしい一品です。因みに、美瑛の道の駅「丘のくら」で購入可能(その他のお土産店でも買えるかもしれない)。購入は単品(150円程度)から可能で、その他5個入り、10個入りの箱もあります。お試しあれ。