【参加レポート】せたなライド 2017

先々週の富良野ライドに引き続き、先週の2日(日)もロングライドイベントに参加してきました。今回参加したのは、「せたなライド2017」。せたなは、道南・渡島半島の日本海側にある町で、実は道民である私も初めて訪れた土地です。今回で3回目の開催になるようです。キャッチフレーズは、“北海道最西端秘境ライド”。

前日の土曜日にも前夜祭が行われていたようですが、私は日曜日のロングライドのみ参加してきました。当日札幌を2時半に出発し、3時間半かけてせたなに到着しました。到着後、受付まで30分以上の空き時間があったので普通に寝てました(笑)

参加記念品

参加記念品は、オリジナルロゴ入りのモンベル製ボトルでした。

雨が降らない開会式って素晴らしい

なんてことだ…開会式で雨が降ってない…だと。いいね!これまでのロングライドイベントでは、前回、前々回と開会式から雨でしたからね。流石に晴天とまでいかなかったですが、いえいえ、そんな贅沢は言いません。雨が降らなかっただけで大満足です!

参加者数

今大会の全参加者数は307名。コース別の参加者数は、ロングコース227名、ミドルコース55名、ショートコース25名。因みに、スタッフさんの数は200名で、サポートライダーの数だけでもなんと30名。すごいね!

参加者層

男女比

名簿の名前をもとに算出したので多少の誤差はあるかもしれませんが、男女比はおおよそ4:1というところ。ただ、コースによって男女比も結構違っており、全体に対する女性の割合はロングコースで17%、ミドルコースで24%、ショートコースで52%と、短い距離のコースほど女性の割合が高くなるといった具合です。まあ、ある意味予想通りではある。

年齢層

年齢層は、私よりも年上(30代~)の方々の方が多いのは間違いないでしょう。やはり、40代、50代の方々が最も多いような気がします。ただ、若者(高校生?大学生?)もそれなりにいるようでした。あくまで私見ですが。

異色枠

おそらく今大会で一番驚いたのは、開会式でコスプレイヤーを見たこと。えっと、参加者ですよね?盛り上げようとするスタッフとかじゃないですよね?残念ながら写真はないのですが、片やゴスロリっぽいような服装で、片やエヴァ(アスカ?)のコスプレだったかな。走ったら暑そう…。ただ、最高に目立ってました。個人的にはグッジョブと言いたい。

多彩なコースバリエーション

この大会に初めて参加してみて最も感心したことは、そのコース設定が秀逸なこと。以下に詳細を述べます。

実際のコースマップは以下のルートラボをご参照下さい。

https://latlonglab.yahoo.co.jp/route/watch?id=5aa0e867073ed1bafc0ae2935fc9b15f

前半は3つの山岳

ロングコースには主に3つの山岳(うち二つは山岳というよりは丘ですが)が含まれる。1つ目は、スタートしてから10kmほど走ったところで始まる最初の登り。山岳というよりかは高台といったイメージ。距離約3.2km、平均斜度約4%。これを登りきると、せたなの海のパノラマが望めるはずだったのですが…

霧で全く見えません!海どころか数十m先の視界もままなりません。ブログ用の写真だけ撮って早々に出発しました。2つ目は、30km地点で海沿いに面したこれまた高台。しかし、これが割と楽しかった。平均斜度約5%。一番急な箇所で、7%ほど。ただ距離は3kmと短かったので、ダンシングで一気に駆け上がりました。ヒャッハー。登りきった時は、それなりに達成感を味わえました。そこから少し行くと、エイドステーションと共に、これまたパノラマの絶景が!

ここは幸い霧もなく、その頃には既に晴れ間が出てきていたので、綺麗な景色が拝めました。ビューポイントにエイドステーションを設置するところがまたよく考えられていますよね。通常、大会中に綺麗な景色を見つけても、なかなかエイドステーション以外では止まりにくいですから。やはり止まる口実があるというのは有難いです。3つ目は、本大会最大の難所、太櫓越(ふとろごえ)峠。ルートラボによれば標高差は180m程度ですが、頂上付近はトンネルを通っているので実際にはもっと低い。道は両サイドを山に囲まれているので、それまで走っていた田園地帯とは全く違う風景です。斜度はそれほど大したことないですが、16kmほど登りが続きます。そして、トンネルを入る辺りくらいから下りが始まります。上りも楽しいが、下りも楽しい。ただ、トンネル内部が濡れていたのと、山の上が若干小雨だったこともあり、下り終わった頃には脚が泥だらけになっていました。

後半は海沿いワインディングロード

太櫓越峠を下った以降は、ひたすら海沿いのワインディングロードになります。せたなならではの青い海と様々な形の奇岩を横目に走るサイクリングは最高でした!冒頭の写真のように、空も気持ちいいくらいに晴れてましたしね。潮風もとても新鮮。

ラストは海沿い&河川敷沿いの平坦直線

最後の海沿いトンネルを抜けた後は、ひたすら平坦ほぼ直線コース。せたな町市街地に入った後も河川敷沿いの完全平坦直線コース。これはTTバイクで走ったら楽しいだろうな~、とか走っている最中考えていました(笑)尤も、大会規約でDHバーが禁止されているので、事実上TTバイクもアウトなんですが。

コース総括

前半は、主に内陸部にコースが設定されており、田園と山に囲まれた風景が楽しめます。後半は、主に海沿いにコースが設定されており、せたなの青々とした海と潮風が楽しめます。加えて、山岳コースの他、平坦コースもあり、どんなサイクリストでも楽しめるようなコース設定になっていると思います。

各エイド紹介

第1エイド

地元のスイーツとポカリゼリー。

第2エイド

メロンと(写真にはないですが)地元のプリン。せたなの海岸線の景色を添えて。

第3エイド

ミニクロワッサン(?)と牛乳。

第4エイド

アイスクリームと大福。小雨&ダウンヒルでちょっと体が冷えた後だったので、嬉しいはずのアイスがいまいち進まない(汗

第5エイド

べこ餅。手がべたべたになるのが少々難点。

全体的に甘いエイドでしたね。もう少ししょっぱい系もあっても良かったのかとも思いました。あと、エイドとしては若干物足りない印象でしょうか。ただ、ゴール後のBBQ(後述)を考慮すると理解はできます。

サポートライダーが優秀

本大会では、集団のスピードコントロール及び参加者をサポートするサポートライダーが30名も参加しておりましたが、その方々がとても優秀でした。ある時、写真を撮ろうと止まったら、横を通り過ぎるサポートライダーが「大丈夫ですか?」とお声を掛けてくださいました。しかも、その次に通り過ぎたサポートライダーの方からも同様に。ちゃんと参加者一人一人まで気を配っているのだなととても感心しました。これなら、万が一の時も安心でしょうね。加えて、各集団の先頭を走っているので、道を間違えることもありませんし、何より風除けになってくれるので、かなり楽に走ることが出来ます。私もかなり楽させていただきました(笑)

道を誤るハプニング

ゴール直前の市街地辺りで、ちょっとしたハプニングがありました。その当時、5人集団で河川敷の平坦コースを走っていたのですが、河川敷の橋の地点を過ぎたところで、うち一人が「こっちじゃない?」と交差点で右折指示の標識がないことを指摘しました。そんな中、先頭の一人が気づかずそのまま直進。指摘した人は、その人を追いかけに。残った3人は、後続の方向指示役に。ただ後に分かったことですが、それは勘違いで直進が正解。結果的に、後続の方々に誤った方向を指示してしまいました。いや~、私も私でちゃんと確認すべきだったのですが、その方々には申し訳ないことをしてしまいました。

ゴール後はBBQ

ゴール後は、手打ち蕎麦とBBQが振舞われました。手打ち蕎麦はいいのですが、問題はBBQ。ゴール会場内にコンロが設置されており、参加者は食材を受け取り、自由にBBQを楽しむスタイル。本来BBQは複数人で行うものである。そう、お察しの通り、お一人様(ぼっち)ライダーにはなかなか辛いシステムだ。最初、BBQをスルーしてそのまま帰ろうかとも思ったが、ブログネタのため勇気を振り絞ってBBQも参加してみた。結果から言えば、参加して正解だった。

一番手前のコンロの輪に混ぜてもらったのですが、思いの他年齢層が高めでした。知り合い同士のグループかなと思いましたが、どうやらそういう訳でなさそうで、各自好きに焼いて好きに食べているような感じでした。ある意味安心(笑)

BBQ用の食材は、肉、ホッキガイ(?)、ウニ、そしてアワビ!それに白米もが付いてきます。加えて、デザートにメロンも。これは、かなりの予算が使われていそうな…(笑)しかも、肉以外は全部生きたまま。新鮮ということもあってか、これがかなり旨かった!というか、どう考えても旨くないわけがない。大満足でした。ただ、お一人様でも全く問題ないと思いますが、やはり知り合いや友人がいた方がより楽しめると思います。ということで、誰か私とチャリ友になってけれー!

最後に

全体的に、内容はとても満足のいくものでした。星五つで評価するなら、個人的に☆4.5というところでしょうか。都合が合えば、是非来年も参加したいですね。