9月10日、第2回秋の函館山サイクルライドに参加してきました!奇しくも、今年はツールド北海道と日程が重なり、3日目最終日のゴールはなんと函館山頂上!なので、選手の気分になって走ってきました。
参加理由
そもそも何故遠路はるばる札幌からこの函館山サイクルライドに参加することにしたのか。勿論、北海道で開催されるサイクリングイベントとしてブログネタになるというのもありますが、それ以上に参加しなければならない理由がありました。
実は以前、函館に住んでいたことがありまして、函館山には徒歩・車・ロープウェーで登ったことがあります。しかし、規制により自転車では登ったことはありませんでした。そんな時、昨年たまたま函館山サイクルライドというイベントがあることを知り、それに申し込もうと思ったのですが、その時は都合が悪くやむなく参加を見送りました。なので、今回は念願叶っての参加となります。
普段は自転車通行禁止
函館山の標高は334m。頂上まではアスファルトの道路が整備されており、マイカーが通れるようになっています(ただし、時間帯規制有り)。しかし、先述の通り、自転車は全日通行できません。まあ、道狭いですしね。よって、函館山を自転車で通行できるのは、春および秋の函館山サイクルライドが開催される日の年2回のみとなります。
まだ日の出前の3時に出発し、7時過ぎくらいには函館に到着しました。開場の8時までは市内のコンビニで朝ごはん&休憩。その時は、まだ小雨が降ってました。その後、休憩してる間に止んだのは幸いでしたね。
開会式
集合場所の函館市役所駐車場に着く頃には、この通りカラッと晴れてました。
集合場所は要項には「右側の駐車場」とあり、何に対して右側?と思いましたが、普通に正面に向かって右側の駐車場(普段は職員用)でした。誘導員がいたので迷わずに済みました。受付では、ロープウェイチケットの引き換え券とゲート通過用の反射板を受け取りました。
参加者数は、主催者発表によると84名で、何でも昨年の半分程とのこと。ちょうどツールド北海道と重なったことが影響したんでしょうか。
開会式終了後、小グループに分かれ、函館山に向けて出発しました。函館山までは1.5kmの平坦を行きます。
最初で最大の坂
上の写真は、護国神社坂。その名の通り、坂を上った突き当りに函館護国神社があります。そして、そのすぐ斜め向かい側に函館山ロープウェーがあります。実は、この坂そこそこ急でして、ルートラボによると約10%の勾配があるとされます。
護国神社前を右に曲がり、直後に左に曲がります。すると、約12%(ルートラボより推定)の勾配が現れます。軽自動車がちょっと悲鳴をあげる程度です。おそらくこの護国神社〜函館山旧登山道入り口の区間が、函館山サイクルライドで最も急な坂ではないかと思われます。なので、この区間を過ぎてしまえば後は大したことないです。序盤で体力が有り余っていたということもありますが、正直想像していたよりも全然きつくなかったです。シッティングで余裕でいけるレベル。これは私自身も驚きでした。もう小林峠や月形の円山を経験していると10%前後の勾配じゃ驚かないですね。
旧登山道入り口を過ぎると、管理事務所とゲートが現れ、そこからいよいよ普段は自転車で通行できない区間になります。
自転車で楽しむ函館山の景色
今回は記念すべき初参加で、かつ天気も良かったということもあり、道中写真を沢山撮りました。なので、他の参加者の方から「あ〜、あいつまた写真撮ってんな〜」とか思われていたことでしょう(笑)
序盤は、杉林の中を走ります。そして、例の道路のど真ん中に生える一本杉。昔からそっち系の噂はありますが、本当のところは分かりません。興味ある方は、「函館山 木」とかで検索してみるといいかもしれません。
これは道中見ることができる景色の一つです。函館といったら両サイド海に挟まれたこの景色ですよね。本当に晴れてよかったです。
その他、以下のような景色が楽しめます。
このように海を眺められるような開放的な場所や木漏れ日の中など景色のバリエーションは豊かです。まあ、正直車で走るのと自転車で走るのとでは見える景色はほとんど変わらないと思います。しかし、車だとあっという間に通り過ぎてしまいますが、その点自転車だとゆっくりと景色を楽しむことができます。また、函館山は野鳥の種類が多いことでも有名ですが、その野鳥のさえずりを聞きながら登るのも一興です。
ゴール、そしてツール観戦
最後の千畳敷駐車場を過ぎたあたりからは、それまでと比べて少し勾配がきつかったような気がします。しかし、相変わらず写真を撮るのは忘れていません。
頂上には、ツールド北海道のゴールゲートが設置されていました。約1時間後、選手たちがこの場所で最後の熱戦を繰り広げるわけです。そう考えると、何か感慨深いものがありました。
今回は写真ばっかり撮っていたので、全くタイムは気にしていませんでしたが、市役所から函館山頂上までの行程は約6.4kmで大体30分くらいでした。とてもお手軽ですね。
ゴール後は、受付で完走証を受け取りました。リュックとかある人はそれに入れればいいですが、無い人は地味に戸惑います。私は苦肉の策で、ボトルケージとボトルの間に丸めて挟む形で持ち帰りました。雨降ってたらアウトでしたね。なので、参加される方は、完走証入れるためのリュック等を持参するといいかなと思います。
その後、選手たちが来るまでは山頂で待機。他にすることないのでこのブログ記事を書くなどして暇潰ししてました。
そして、その時が訪れました。
すごい白熱でした。分かってはいましたが、やはり速いですね。格が違います。バーストモードにしていましたが、うまくカメラで追えなかったです。
因みに、写真は分かりにくいですが、先頭がこの最終ステージを優勝したマルコス・ガルシア選手で、その後ろが2位通過した西薗良太選手です。
実は、何気に2年連続でツールド北海道の最終ゴールを観戦していることになります。昨年は札幌市南区の真駒内公園でした。流石に来年はないと思いますが(笑)
ツール観戦後は、配布されたチケットを使ってロープウェーで下山しました。自転車で函館山を登ることもなかなかない経験だと思いますが、ロープウェーに自転車積んで下りることもなかなかない経験だと思います。下山後はそのまま各自解散というような雰囲気でした。
都合が合えば、また来年も参加したいですね。秋は今回参加したので、次は春の函館山サイクルライドですかね。
函館山サイクルライドへの参加方法
最後に、この記事を見て函館山サイクルライドに興味を持たれた方(特に遠方にお住いの方)向けに参加方法を記しておきます。
函館市に在住の方であれば、近隣のサイクルショップで申し込みが一通り完結できます。しかし、私のような遠方の人にとってはなかなかそうはいきません。
では、どうすればよいか。
まず、函館サイクリング協会の事務局にメールで問い合わせましょう。すると、応募用紙の送付と参加料の支払いを促されるはずです。
実施要項と応募用紙は、開催1か月前くらいになれば、同協会のサイトからダウンロード出来るようになると思います。それに必要事項を記入し、指定された宛先に送付します。
参加料は、函館サイクリング協会会員1500円、非会員2000円。支払い方法は、現金書留、銀行振込、ゆうちょ送金が可能とのこと。同様に、メールにて指定された住所・口座に送金・振込します。
申し込みの際の多少の手間はありますが、それをするだけの価値はあるかと思います。何て言ったって普段登れない山を登れるわけですから。あと、今はツールド北海道の舞台になったという付加価値もありますしね。もしまだ参加したことがないという方はぜひ一度参加してみてはいかかでしょうか。