【仕様比較】ミノウラ 神楽DD LSD9200と他社トレーナーのスペックを比べてみた

今日はちょっとした雑談記事です。例のごとく、アイキャッチ画像とタイトルの関連性はあまりありません。

待望の日本製ダイレクトドライブタイプ

昨日、この記事見て驚きました。

あの、、、

ミノウラが、、、

とうとう、、、

ダイレクトドライブ式スマートトレーナーを、、、

 

出すだとぉ!?

 

おそらく誰もが待ち望んでいたのではないでしょうか。

現在、ダイレクトドライブ式スマートトレーナー(以下、DD式スマトレ)を扱っているメーカーと言えば、「Wahoo(ワフー)」と「Tacx(タックス)」の二強に加え、「ELITE(エリート)」、「CycleOps(サイクルオプス)」、最近では「Xplova(エクスプローバ)なんかも話題になっていますね。

ただ、日本製のDD式スマトレが依然として無かったわけである。

そんなところに舞い込んできた今回の一報。これは期待せざるを得ない。

仕様比較表(簡易版)

スペックを確認したところ、これまたなかなか良きかな。

個人的に気になったので、他社のスマトレとのスペック比較を表に簡易的にまとめてみました。あくまで主要な共通項目に関してのみで、Tacx Neoのマイナス斜度や路面感触の再現のような独自機能等に関しては着目しない。

神楽DD LSD9200 Kicker (2018) Neo 2 Smart (2018) NOZA (2018)
メーカー ミノウラ(日本) Wahoo (アメリカ) Tacx (オランダ) xplova (台湾)
最大出力 2200 W 2200 W 2200 W 2500 W
最大再現斜度 25% 20% 25% 18%
パワー測定誤差 <1% <2% <1% <2.5%
計測項目 スピード
パワー
スピード
パワー
ケイデンス
スピード
パワー
ケイデンス
(未記載)
スルーアクスル対応
価格 (2019年1月23日現在) 100,000円 152,550円 175,000円 88,000円
出典 シクロワイアード Wahoo公式 日直公式 xplova公式

ここ最近まで、スマートトレーナーのことを調べていたので、スペックを見てその性能の良さはすぐ分かりました。実際に、他社のフラグシップモデルと比較してみても、全く遜色ない。それでいてこの価格。コスパ良すぎだろう。海外大手2社の相場からしても、15万くらいの価値があるように思える。

そして、そのコスパの良さ以上に、何といっても安心と信頼のジャパンブランドいうのが魅力。それだけでも「買ってもいいかな」「買ってあげたいな」と思えてくる不思議。仮に、これが同スペック・同価格で某国製だったらそうは思わないと思う、おそらく。

加えて、サポート面に関しても、万が一の際の対応も安心かつスピーディだろう。

騒音レベルは?(※2019年2月2日追記)

その他、やはり気になるのは騒音レベル。記事によれば、

各部のパーツは国産にこだわり、非常に高い精度で製作される。余計なガタなどを排除することで、優れた静粛性を実現した。

出典: シクロワイアード(2019年1月22日)

とあるが、こればかりは実際に測ってみないことには分からない。既に沢山の注目を浴びている製品なので、近いうちにレビューやインプレ記事が現れるだろう。

【2019年2月2日追記】サイクルスポーツから実走行映像が公開されています。

動画を見る限り、確かに静かなように見える。

ただし、この動画はあまり参考にならないかもしれない。何故なら、会場の雑音も相当量混じっている為、純粋にスマートトレーナーのみの音を評価することは出来ないことに加え、高負荷時のノイズの発生具合が依然として不明。そもそも、「ローラー台よりチェーンの音の方が目立つ」とあるが、昨今のDD式スマトレではそれはもはや珍しくも何ともない。逆に、ローラー音の方が目立つトレーナーの方が珍しいのではないだろうか?

やはり、騒音レベルを正しく評価するには、きちんとした測定環境と道具が必要である。

懸念事項

唯一、懸念されるのは、ブランド初のDD式スマトレということで、第一世代故の不具合が気になるところである。車然り、OSのアップデート然り、何事も初出しの物というものは潜在的に問題を抱えていたりするものである。

ブロガー視点から言えば、人柱になるのも悪くないかなとも思うが、一般人視点から言えば、発売後少なくとも半年くらい様子を見て判断するのが利口な買い方と言える。おそらく、その頃にはインプレ記事等も出揃っていることだろう。

残念ながら、私は既に別のスマトレを予約してしまっているので、人柱にはなれず。スペックだけ見れば、神楽DDは完全にそれの上位互換で、かつ価格もより安いときた。まあ、今回はタイミングが悪かったということで。