シンプルグリーンでチェーン洗浄してみた その2

先日、シンプルグリーンでチェーン洗浄を行いましたが、ブラッシング方法が不十分だったために、いまいち汚れが落とし切れていませんでした。そこで、今回はそのブラッシング方法を改良してみました。

シンプルグリーンでチェーン洗浄してみた その1

2017.08.16

改良点

改良点は以下の二点です。

三面ブラシの使い方を工夫する

上の写真のように、一方向からだけではなく、多方向からチェーンをかませてブラッシングするようにしてみました。

加えて、単純にチェーン上を前後に滑らすだけでなく、内側の汚れを取るために、上から少し押し込むようにもしてみました。

通常のチェーンブラシも併用する

ただ、三面ブラシだけでは、チェーン外側凹部の汚れは取りきれないので、そこは上の写真のような一般的なチェーンブラシを使用して、クリーニングしました。私は、たまたまパークツール社製のものを使用していますが、横に毛が並んでいるものであれば何でもいいと思います。

チェーンが遊ばないチェーンリング上を利用して、チェーンの凹部を中心にブラッシングします。写真のように外側に掻き出すようにすると汚れがクランク等に飛び散らなくて良いと思います。

結果

改良前

改良後

この通り、ブラッシングを改良したことによって、より綺麗になったように思います。ただ、それでもブラシの届きにくい内側部分に関しては完全に汚れを取り除くことは難しいようです。

経過観察

その後、150kmほど走ってみた結果、

なんと、ほとんど汚れてない!100km乗ってもだいじょーぶ!…すみません、言ってみたかっただけです。

やはり、あの黒い汚れは、走っている最中に付く砂や埃などに起因しているところも当然ありますが、それ以上に元々チェーンに付いていた汚れに依るところが大きかったようです。なので、汚れを極力残さないことが重要のようです。

まあ、これはシンプルグリーンを使う使わないに関係なく、ちゃんと綺麗にチェーンをクリーニングすると、こんなにも長持ちしますよ、という一例です。

まとめ

シンプルグリーンの洗浄力は、自転車のチェーンやスプロケットに対しても非常に有効だと言えます。ただし、カ○キラーや泡○イターのように吹きかけて流すだけで汚れが落ちれくれるわけではないので、ちゃんとブラッシングしましょう。ブラッシングの仕方によっては、かなり綺麗になってくれるはずです。その際使用するブラシは、三面ブラシだけではやや物足りなく、通常チェーンブラシとの併用が好ましいです。

シンプルグリーンは高い洗浄力の他、その1でも述べた通り、環境にやさしく、かつコストも安いです。よって、個人的にはオススメの洗浄剤です。

唯一欠点があるとすれば、希釈したことによって液の粘性が下がり、チェーンやスプロケに吹きかけてもすぐに垂れてしまうことでしょうか。それにより、洗浄力がやや落ち、使用量も自然と多くなってしまっている気がします。それを解決することが出来れば、より綺麗に、かつさらにコストを下げられるかもしれません。実は、それに関しては既に手は打っていて、次回のメンテ時にまた試してみようと思います。その結果は、また追ってご報告します。