【コンパクトカー】ロードバイク乗りの私がFITを勧める6つの理由【車載】

前回に引き続き、車関連の記事です。今回は、ロードバイク乗りの私がフィットを購入するに至った理由及び実際に使用してみて良かった点などをまとめました。といっても、自転車に関連するのは前半のみですが。

車の購入を検討する際に参考にしていただければ幸いに思います。

圧倒的大容量の荷室

このように、フィットはコンパクトカーでありながら、圧倒的大容量の荷室を有しています。詳しい寸法は、下記の関連記事をご覧ください。

【車載検証】ホンダ・フィット (3代目) ×ロードバイク【寸法詳細】

2018.10.02

これほどの空間が確保できるのは、センタータンクレイアウト(従来燃料タンクを車両後部に配置していたものを車両中央部に配置したもの)及びウルトラシートのおかげである。

この通り、後部座席を倒すと、背もたれ部分が座面よりも低い位置に格納され、荷室がほぼフラット状態になる。これにより、荷室前部の高さも広く確保出来る。

ロングライド後も安心!Honda SENSING搭載

Honda SENSINGとは、衝突軽減ブレーキや路線逸脱抑制、自動追従などのホンダが展開する運転支援機能の総称。以前のホンダの運転支援システムはお世辞にも評判が良いとは言えなかったが、Honda SENSINGの登場でそのイメージは完全に払拭された。2017年のビッグマイナーチェンジ(以下、BMC)にて、既に搭載されているオデッセイやステップワゴン、フリードなどの主要車種に追従する形で、FITにもHonda SENSINGが搭載された。2018年10月現在で、ハイビームアシスト機能と渋滞運転支援機能以外の機能は、フィットに備わっている。

勿論、Honda SENSING無しも選択可能なのだが、私はサイクリストの皆さんには是非ともこの機能を付けることをお勧めする。

私はよく車にロードバイクを積んで遠方の地で開催されるサイクリングイベントなどに参加したりするのだが、朝早くから100km以上の距離をロードバイクで走った後に、数百キロの距離を車で運転したりする。それで眠くならない訳がない!当然眠気を感じたら、コンビニや道の駅等で休憩するわけなのだが、たまに急な眠気に襲われることもある。そんなときに、あると便利なのがHonda SENSING。幸い、これまで自動ブレーキのお世話になったことはないが、搭載されているというだけで安心感がある。また、車を長時間運転してきて、「よし、これからロードバイクで走るぞ!」という時も、アダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)と車線維持支援システム(LKAS)を併用した半自動運転のおかげで運転による肉体的疲労が軽減され、ロードバイクで走る前から疲れているなんてこともない。

車載して遠出をよくされる方には、是非お勧めしたい。

ハイブリッドで低燃費、かつ4WD

これは自転車とは関係ない理由である。

フィットには、ハイブリッド車とガソリン車の2つのタイプがあり、私はハイブリッド車を選んだ。その理由は、燃費が良い点は勿論ですが、それ以上に決め手になったのは、試乗した際のフィーリングである。ガソリン車の方も試乗したが、それとは全く異なるハイブリット車の運転感覚に私は「面白い」と思ってしまった。理由なんてそんなものである。具体的にどのような違いなのかという点については、是非試乗車で乗り比べてみてほしい(言葉では説明しにくいので)。

結果的に、ハイブリッド車を選んで良かったと思っている。運転はストレスフリーで、巡航時のEV走行も快適。加えて、燃費に関しても当初の予想よりもはるかに良い数値をただき出している。

この間サイクリングイベント参加のため札幌から剣淵まで(往復約360km)走らせた際には、メーター平均燃費が30.0 km/L を超えた。実燃費は28.2 km/Lで、メーカー公表値(28.6 km/L)と比較しても大差ない。

しかも、この燃費、4WD車でこの数値なので尚更驚きである。

やはり雪国の北海道に住んでいたら4WDは最低条件といったところ。しかし、実はハイブリッドかつ4WDという車は意外にも少ない。ハイブリッドかつ4WDのコンパクトカーといえば、2018年10月現在ではフィット(ホンダ)とノートe-POWER(日産)くらいである。トヨタのヴィッツ、アクアに関してはハイブリッド車の4WD展開はなく、スズキのスイフト、ソリオ、クロスビーに関しては、マイルドハイブリッド(EV走行不可)でのみ4WD展開がある。

よって、雪国においては、フィットは貴重なポジションにいるともいえる。

5人乗り

これも自転車とは全く関係なく、単に普通乗用車を選んだ理由である。しかも、個人的な理由。

今まで軽自動車に乗っていて、5人乗れず1人溢れることがたまにあった。5人乗りの普通乗用車になったことでそれが解消された。

流石にフィットでも、後部座席に3人乗ると多少の窮屈さはあるものの、“たまに”しかそういったシーンには出くわさないので、少なくとも私の使用条件下ではさほど問題は無い。4人乗りでは快適過ぎるほど。

コンパクトカーならではの運転のしやすさ

これも自転車とは関係ないが、コンパクトカーを選んだ理由である。

流石に軽自動車ほどの小回り性能はないが、コンパクトカーの部類なので、運転のしやすさは軽自動車とあまり変わらない。

デザインが好み

これも単に個人的な理由である。

車を購入検討する際に、単に「ロードバイクを車載可能かどうか」という条件だけでいえば、何もフィットである必要性は皆無で、他にも車載可能な車種はいくらでもある。ハイトワゴン系やミニバン系を選択すれば、もはや車載出来るかどうかなんて悩む必要もない。ただ、そうしなかったのは、やはり私の好みによるところが大きい。

フィットがたまたま私の好みに合っていて、ついでにロードバイクを車載するのにも適していたというだけの話である。

おまけに、2017年の6月のBMCで、デザインも大幅に改良された。フロントマスクは以前のポップな顔つきから精悍な顔つきへと変更され、リアも同様に改良が加えられた。その点も私にとって嬉しい誤算でした。それにより多少購買欲が刺激されたのも事実である。

まとめ

車載性・安全性・低燃費性・雪道走破性・乗員人数・コンパクト性・デザイン性、それら全てを考慮した結果、私はフィットを選択しました。

色々と理由を述べてきたが、やはりフィットの最大の売りは、コンパクトカーでありながら、その見た目からは想像できないほどの広い荷室空間を有している点である。上記の通り、ロードバイクの車載も十分可能である。また、Honda SENSINGが搭載されている点も、その性質上どうしても車の運転時に疲れやすくなってしまうサイクリストにとっては重要な評価ポイントの一つといえる。

今後機会があったら、3台車載やマウンテンバイクの車載も試してみたい。