【レビュー】赤いチェーンリング・バロックギア【クランク周りに彩りを】

先日、スミスのバロックギア(Baroque-Gear)を購入しましたので、レビューしたいと思います。

バロックギアを購入するに至った経緯

ホイール同様、GAN RSをカスタマイズしていく上での一つの選択肢として、チェーンリングの交換は以前から検討していました。私の場合、円形・楕円形に関わらず、とにかく赤いチェーンリングを求めていました。要は、単なるドレスアップ目的ですね。しかし、いざ探してみると案外少ないもので、加えて新型デュラエースR9100や新型アルテグラR8000(4アーム・PCD110mm)対応のものとなるほぼ皆無。そんな時たまたま見つけたのが、このバロックギアでした。

このバロックギアを製造・販売している株式会社スミスという会社は日本企業で、全国のプロショップとも提携しており、信頼という面でも安心感があります。プロショップで購入できるので、そのショップのポイントで購入することができます。私もGAN RSのポイントが余っていたのでそれで。

バロックギアのラインナップ

色は、基本色の「赤」と特別色の「黒」(数量限定)の2色(2018年5月現在)。因みに、今はもう販売されていないですが、昨年夏これまた数量限定で「青」のバロックギアもありました。ひょっとすると、今年の夏も再販されるかもしれませんね。

歯数は、基本的は34T36Tの2種。その他、39Tも有り。

形状(楕円具合)は、34Tでは±2±3の2種、36Tは±2のみ。

角度は、基本90°(クランクに対して垂直方向につぶれる形)。その他、ものによっては100°、110°、120°などもある。

私の場合、GAN RSに付いていたアウターギアが52-36Tでしたので、36T±2 90°を選びました。

実際に取り付けてみた結果

取り付け自体は、ショップにお願いしました。私の場合、バイク購入店での取り付けということもあり、工賃1000円程度で済みました。

超々ジュラルミンの赤い金属光沢が異様な存在感を放ちます。

続いて、全体像は以下の通りです。

〈Before〉

〈After〉

間違い探し並みの微妙な変化ですが、クランク周りのちょっとしたアクセントになったように思います。GAN RSの赤とも絶妙にマッチしていますね。インナーギアが赤くなったことで、心なしかクランクの4アームもより際立って見えます。

非円形ギアの使用感

さて、先日の峠越えを含む支笏湖ライドで実際に使用してみたわけなんですが、結論から言うと、真円ギアのとの違いはよく分かりませんでした。感覚的には回していても「これ非円形なのかなー?」と頭の中に疑問符が思い浮かぶほどで、通常のギアを回している感覚と大差ありませんでした。これはおそらく±2であるが故で、±3だと多少違うのかもしれません。普段と使用感を大きく変えずに効率アップできる、という点が±2のメリットなのでしょう。

では、実際に効率は上がったのか?これについては、残念ながら私は判断出来ません。というのも、R8000のインナーギアを一度も使用することなくバロックギアに交換してしまいましたので、36Tの真円ギアの使用感を私は知りません。もし今後、36T真円ギアあるいは34Tのバロックギアを使用する機会があれば、再レビューしようと思います。

結局、機能的効果の程は定かではありませんが、私の本来の目的は赤いチェーンリングに交換することでしたので、交換した時点で満足しています。あわよくば、今後使用を重ねていく上で、非円形ギアの恩恵を体感することが出来ればと思っています。