【実走インプレ】小林峠【北海道の峠】

今日紹介するのは、札幌中心部からほど近いところにある小林峠です。峠と言うにはあまりに標高が低く、距離も短いですが、峠と名乗っている以上それは峠なのです。

ただ、取るに足らない峠というわけでもありません。むしろ、記事として取り上げないのは惜しいほど。

概要

場所は、札幌中心部からみて南西方向、ちょうど中央区と南区の境になります。以前紹介した幌見峠のすぐそばです。口コミが何気に評価良い(笑)

登りの距離は南区側で2km程度。中央区側だとさらに距離は短い。勾配もそれほどきつくなく、かなり登りやすいです。人にもよりますが、時間にして10分前後で登れてしまうでしょう。

頂上付近には車数台が停められる駐車場と石碑があり、結構ここで休憩しているライダーさんとかいらっしゃいます。この付近では結構有名な場所のようで、多い時だと一度に5、6人とか見かけたりします。

歩行者天国ならぬ自転車天国

小林峠の最大の特徴は、車がほとんど走っていないこと。正確には、ほとんどの車はトンネルを利用して峠を通過するため、峠の上の方を越える道を走る車はほとんどいません。

この峠は元々、車にとっては急勾配・急カーブで少々交通の便がよろしくなく、それを解消するために今年2月に峠を貫通する「盤渓北ノ沢トンネル」なるものが開通したという経緯があります。このトンネルのお陰で、車の流れはかなりスムーズになりました。通常、峠のショートカットトンネルができた場合、旧道は廃道になるケースが多いのですが、小林峠の場合は途中に民家があるということで旧道はそのまま維持されることになりました。

そのため、現在では旧道を走っているのは、周辺住民か、マニアックな観光客か、サイクリストだけとなっています。

車の通行がほとんどないので、車に気を遣うことなく、安心してヒルクライムおよびダウンヒルを楽しむことが出来ます(距離は短いですが)。また、ダンシングの練習にも最適かと。

旧道への行き方

トンネルが今年開通したばかりということもあり、実はまだ新道ルートがGoogleマップに反映されていません(2017年8月現在)。なので、初めて行く際には少し戸惑うかもしれません。

中央区側から行く場合には、トンネル手前で右折します(写真参照)。南区側から行く場合には、トンネル手前の交差点で左折して、突き当りを右折します。

路面状況には注意が必要→なくなりました!

先述の通り、普段は交通量の少ない旧道なので、道路整備はあまり行き届いていません。写真のように、所々凸凹になっているところがあったりします(特に、南区側)。下りの際は注意したいですね。もしかすると、今後余程のことが無い限りは補修されることはないのかもしれませんね。

…と思っていたら、いつの間にか補修されていましたー! [2017.10.22 追記]

この通り、補修して間もない感じですね。もしかして、このブログを役所の方が見て…なんてことは万に一つもないと思いますが、GJ(グッジョブ)と言いたい。

実際に走りましたが、やはり補修したての道路というものは良いものです。ロードノイズゼロ!これで、安全性・快適性も向上して言うことないですね。

因みに、秋になると上の写真のように綺麗な紅葉も楽しめます。

こんな人・こんな用途に最適

  • 初級者
  • 中央区・南区・西区など周辺にお住いのライダー
  • 手稲山または幌見峠に行く前のウォーミングアップ、あるいは行った後のクールダウン
  • ダンシングの練習